open dialogue
原則
1. immediate help (卽時對應) : 必要に應じてただちに對應する
初囘の聯絡があったときから 24 時閒以內に治療 team を立ち上げ、對應する
症狀は client にとってこれまで言葉が見つからなかったような思ひや體驗のあらはれであり、それが表現されるのは、危機が起こった最初の數日閒に限られるからである
24 時閒以內の對應は難しくても、needs に合はせてできるだけ卽座に對應する
2. a social networks perspective (社會的 network の視點を持つ) : client、家族、つながりのある人々を皆、治療 meeting に招く
crisis は client を取り卷く人々との關はりの中で起きてゐる
つながりのある人々とは、友人・知人、關係機関の擔當者などである
client と家族の話を別々の場で聞くことはやめる
大切なつながりのある人はなるべく招くやうに話し合ふ
3. flexibility and mobility (柔軟性と機動性) : その時々の needs に合はせて、どこででも、何にでも、柔軟に對應する
個別の事情を考慮せずに staff や機關の都合に合はせた、一般的な program は使はない
needs があれば、自宅ででも、每日でも、meeting をおこなふ
今ある制度の中でできる工夫を何でも試す、または新しい service を創り出す
4. team's responsibility (team が責任を持つ) : 治療 tam は必要な支援全體に責任を持って關はる
他機關・他部門の支援が必要なときは、そこに client をまはすのではなく、その人たちを治療 meeting に招いて、ともに對話する
病棟、保健所、行政、學校など、他の機關が関はる場合も、治療 team が出かけていって、ともに對話する
5. psychological continuity (心理的連續性) : client をよく知ってゐる同じ治療 team が、最初からずっと續けて對應する
client や家族、關係者のことをよく知ってゐる人が、治療の全 process を通して治療 meeting に參加する
治療 process の全體において、さまざまな支援を一つのまとまりのあるものとして統合し、相互の效果を高め合ふやうにする
異動等があっても、可能な限り誰か 1 人は team に殘って橋渡し役となる
6. tolerance of uncertainty (不確實性に耐へる) : 答へのない不確かな狀況に耐へる
結論を急がない
すぐに解決したくなる氣持ちを手放す
葛藤や相違があったとしても、その場にいる人々の多樣な聲を共存させ續ける
對話を續ける中でこそ、その client と家族ならではの獨自の道筋が見えてくる
7. dialogism (對話主義) : 對話を續けることを目的とし、多樣な聲に耳を傾け續ける
對話することは何かの手段ではなく、それ自體が目的であり、解決はその先に現はれるものである
staff は、いかなる狀況にある client、家族、關係者とでも對話を續けられるやう、對話の力を磨き續ける
側面
對話實踐
協働
不確實性に耐へる
對話を目的とする
すべての人の聲を聽く
reflecting talk
open な意思決定
基本要素
1. 本人のことは本人のゐないところでは決めない (being transparent) 2. 答へのない不確かな狀況に耐へる (tolerating uncertainty)
3. 治療 meeting を繼續的に擔當する 2 人 (あるいはそれ以上) の staff を選ぶ (two (or more) therapists in the team meeting)
4. client、家族、つながりのある人々を、最初から治療 meeting に招く (participation of family and network)
「この狀況を氣にかけてくれてゐる人は誰ですか?」
「誰が協力してくれそうですか?」
「初囘の meeting に參加できそうな人は誰でせうか?」
「誰がその方々に聲をかけるとよいでせうか?」
5. 治療 meeting を「開かれた質問」からはじめる (using open-ended questions)
「今日、この場に來られたいきさつはどのやうなものでしたか?」
「今日のこの場をどのやうに使ひたいですか?」
6. client の語りのすべてに耳を傾け、應答する (responding to clients' utterances)
client 自身の言葉を使ふこと
こまやかな應答を缺かさずに傾聽すること
沈默を含む非言語的な反應を catch し續けること
7. 對話の場で今まさに起きてゐることに焦點を當てる (emphasizing the present moment)
8. さまざまな物の見かたを尊󠄁重し、多樣な視點を引き出す (多聲 (полифония)性 : polyphony) (eliciting multiple viewpoints) 外的な (その場に集まった複數の人々による) polyphony
內的な (ひとりの人の心の中に存在する) polyphony
9. 對話の場では、お互ひの人閒關係をめぐる反應や氣持ちを大切に扱ふ (use of a relational focus in the dialogue)
10. 一見問題に見える言動であっても、“病氣”のせいにせず、困難な狀況への“自然な” “意味のある”反應であるととらへて、應對する (responding to problem discourse or behaviour as meaningful)
11. 症狀を報吿してもらふのではなく、client の言葉や物語に耳を傾ける (emphasizing the clients' own words and stories, not symptoms)
12. 治療 meeting では、staff 同士が、參加者たちの語りを聞いて心が動かされたこと、浮かんできた image、idea などを、參加者の前で話し合ふ時閒を取る (reflecting) (conversation amongst professionals (reflections))
「これから私たちだけで話し合ひますから、少し聞いてゐていただけますか?」
service 提供 system
needs 適合・統合的治療
team work
卽時支援
家族と network の重視
柔軟性
世界觀
他者に耳を傾け、かかはり、應答する
現實を共に作り上げる
system と組織全體に考へ方を浸透させる
關係的・文脈的な identity